家庭菜園の天敵アブラムシを対策する方法

せっかく家庭菜園を楽しんでいるのに、春ごろになるとアブラムシがいっぱいくっついているのを目にしてギョッとした経験ありませんか?

私はいつも、「あんなにギッシリつかなくても・・」と思うくらいアブラムシを見てしまいます。

そこで今年は、体に優しい方法でアブラムシ対策をしてアブラムシがどれだけ減るかを調査してみました。

 

家庭菜園でアブラムシを対策しなくてはいけない理由

アブラムシと言っても、1匹の大きさは全く大きくないし季節によってはいなくなってしまうことから「そのまま放置でもいいのでは?」なんて思いませんか?

でも、家庭菜園でアブラムシを放置してしまうとトラブルが発生しやすくなるので対策した方が良いのです。

 

では、どんなトラブルが起こるのか?

実は、アブラムシ自体が野菜の汁を吸うことで野菜がしおれてしまうようなトラブルが発生することはありません。

問題なのは、アブラムシから出る甘露(カンロ)と呼ばれる排泄物です。

この甘露は白くてべたべたしているのですが、蟻を呼び寄せてしまうのです。

蟻が沢山発生すると、アブラムシを食べてくれるはずのテントウムシが来なくなってしまったり、「すす病」の原因にもなるので対策しなければいけません。

 

体に優しい方法がいい!アブラムシの対策方法

農薬をあまり使わず野菜を作っているのに、アブラムシを駆除するために大量の農薬を振りかけるのは気が引けませんか?

だって、採れたての野菜の美味しさが味わえるのも、家庭菜園の魅力ですよね!

安心してください!

アブラムシは、牛乳や片栗粉など安全性が確保されているもので対策することが可能です。

 

牛乳を使って窒息死!

まずは牛乳を使った方法をご紹介します。

スプレーの中に水で薄めた牛乳を入れて、アブラムシがついている所に向かって噴射してください。

そして、牛乳が乾いたら洗い流します。

牛乳は薄い膜を作るため、アブラムシに吹きかけるとたったこれだけの方法で、アブラムシの背中にある呼吸穴を塞いで窒息死させることが可能です。

 

牛乳を使って対策する時に気を付けたいことは、晴れた日に行うこと。

牛乳を乾燥させなければ意味がありませんので、雨が降っているとアブラムシを窒息させることができません。

また、乾いた後に洗い落とさないと牛乳の臭いで不快な思いをしたり、土をダメにしてしまうことがあるので気を付けましょう。

 

片栗粉でアブラムシを固める!

料理で使う片栗粉を使用しても、アブラムシ対策になります。

片栗粉40gに対して水1Lを入れて沸騰させます。

そして冷ましてスプレーに入れたらアブラムシめがけてスプレーしてください。

そのまま放置していると次第に蒸発しはじめて片栗粉だけになり、アブラムシを片栗粉で固めてしまいます!

そして最後は、牛乳と同じように洗い流せば完了です。

 

防虫ネットで大量発生予防!

アブラムシって羽があるので駆除してもどこかから飛んでくる可能性があります。

だから、駆除してもまたアブラムシがついてしまうことも考えられます。

そこでおすすめなのが防虫ネット。

防虫ネットは色々な大きさのものがありますが、アブラムシのような小さな虫から守るためには目が細かい防虫ネットを使うようにしてください。

 

木酢液で忌避剤を作る

虫の嫌いな臭いとして有名な「木酢液」を作ってアブラムシ対策をしてみるのもいいです。

木酢液は、竹炭や木炭を作る時に発生する水蒸気が原料となっており、いぶしたような臭いがするのが特徴です。

この木酢液を敵的にアブラムシがつきそうな場所にかけておくと、アブラムシなどの虫が寄り付かなくなるのでおすすめ。

また、木酢液は忌避剤以外にも土壌改良にも役立つことで知られています。

虫を寄せ付けなくしながら土壌改良までしてくれるってすごく便利なアイテムだと思いませんか?

しかも、人間にはほとんど害がないので小さな子供がいる家庭でも使いやすいです。

 

肥料を少なめにする

最後にご紹介するのは、家庭菜園する時の肥料を少なめにするということ。

実は、化学肥料は野菜に栄養を与える分、虫を寄せ付けやすくなってしまうのです。

そのため、必要以上に肥料を与えてしまうとアブラムシの異常発生にもつながりかねないので、肥料は少なめにすることをおすすめします。

 

まとめ

家庭菜園でよく目にするアブラムシを強い殺虫剤を使わずに対策する方法をご紹介いたしました。

・牛乳を使って窒息死!

・片栗粉でアブラムシを固める!

・防虫ネットで大量発生予防!

・木酢液で忌避剤を作る

・肥料を少なめにする

以上の5つの方法を試してみると、アブラムシはほとんどいなくなるはずです。

防虫ネットに関しては、アブラムシがつく前にかけてしまえば一匹もアブラムシがつくことなく美味しい野菜を収穫できる可能性が高くなります!

大切に育てた野菜を虫に食べられてしまっては悲しいので、体に害のない方法でしっかりとアブラムシを予防していきましょう!

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